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NEWS 週刊イツノマ まちづくり教育

都農町スタディツアー、東京の高校生8名が、好きと得意を深めた4日間

東京の新渡戸文化高校、5回目の都農町スタディツアー

毎回、10地域以上の候補地から行き先を選ぶ高校生。
今回、都農町に希望を出した高校生と事前にZOOM

なんで都農町に来たいの?
なにやりたいの?

多かったのは

「将来やりたいことを考えたい」
「好きなことを見つけたい」

東京でできないこととして、ぼくらが過疎地の都農町で提供できるのは、

・圧倒的な自然
・面白い大人たち(ぼくら含む)
・同年代の中高生

との交流を通して、いままで気づけなかった「好き」や、「得意」を見つけて深めること。

もうひとつ裏テーマは

過去4回のスタディツアーで社内の反省課題だった、肝心のぼくらイツノマの社員が、ロジや段取りに終始して、意外と高校生と話せてないこと。

というわけで、11月11日から14日まで、高校生8名が、先生の引率もなく都農町にやってきて、海や滝やワイナリーで考えたり話したり、都農の中学生や高鍋の高校生とディスカッションして企画を提案。都農町のイケおじたちからは鮮烈なインプット。そして、最後はぼくらと1on1でじっくり好きを掘り下げたツアーをご紹介します。

大人がワーケーションするより先に、高校生の頃から地方に行って学んだり交流したりが増えていけば、東京と地方の関係性も変わるだろうなとの思いを込めて。

1.好きと得意を深める

新渡戸文化高校のスタディツアーの良いところは、高校生たちだけで勝手に来るところ。

駅まで迎えに行ってのご対面がいつもの楽しみ。

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1年生4名、2年生4名が到着!

初日の夜ご飯は宿泊地でありぼくの自宅、HOSTEL ALA
隣の川南町「ゲシュマック」自慢の豚しゃぶ。

日向市でぼくらが進行しているまちづくりワークショップ「ひまわり塾」参加者の中学3年生が、東京から高校生が来ると聞いて日向から参戦!

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都農町で最初のワークはこちら↓

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わたしがスキなことを片っぱしから出してBEST10を決めてみる。

No.1は裏面シートで掘り下げを。

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2つめのワークはこちら↓

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これは、他の人から「わたしのトクイ」を1つずつ、出してもらい、自分が腹落ちする順にBEST10

NO.1は裏面で掘り下げを。

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部屋の中で書いててものってこない。
せっかく都農町に来たんだから、歩いて行ける都農漁港で!

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当日は快晴!日焼けが心配なぐらいの陽気で筆が進みます。

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適度な距離感をもちながら、思い思いに。

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自分でも気づかなかった「トクイ」をもらったり。

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2時間近く滞在し、シートはほぼ埋まりました!

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2.滝とワイナリーでアイデア出し

アイデア出しは都農ワイナリーのステージで。

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日向灘を一望できる、都農町随一の展望スポット。

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「山と滝とくだもののまち」都農町には滝が多いんです。

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虹も出てた!

ぼくらが一番好きな滝、瀧神社の不動滝。
テーブル持ち込めば立派なオフィスに。

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アイデアを出す上で、滝の音や、ひやりとする空気など、五感は大切。

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3.都農の中学生と考えた場づくり

4名ずつ2チームに分かれて企画づくり。

1チームは、都農町の地域クラブ「まちづくり部」の中学生7名と。

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ぼくらの本社兼まちづくり部の部室「YARD1927」をもっと中高生が楽しめる居場所にするためには?

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中間発表で「駄菓子」「防災」「漫画」と軸になりそうなキーワードが出ていたため、本番のプレゼンが楽しみに。

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丸一日かけた企画を4名がプレゼン。
聴衆は中学生たち。

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中学生は普段、自分たちが使っている場所だけに興味津々。
高校生たちも、また来たくなるためにと考えているので自分ごと。

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聴いていた中学生は1人ひとり、自分のことばで気づきや感想、提案までしっかりコメントしてくれました。

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東京に帰ってからもオンラインで続きが話せるね!

中学生とも盛り上がり。実際に、来年の1月、2月で具体的に進めていくことになりました!

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来年早々、まちづくり部中学生初のクラファン挑戦か!!??

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4.高鍋の高校生と考えた駅の企画

もう1チームは、今年からぼくらが毎週一緒に活動している高鍋高校のまちづくりチームと合流。

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高鍋高校9名✖️新渡戸文化高校4名。
自己紹介がわりに、2チーム対抗レゴタワービルディング。

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あっという間に打ち解けて、いまぼくらと高鍋高校で進めている来年4月に改修完了する高鍋駅にできる多目的スペースについてディスカッション。

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高鍋高校は「T」新渡戸文化高校は「N

高鍋駅がどうだったら行きたくなるか?

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高鍋高校の高校生たちと前日、いまの駅や町で足りないと思ってることや不満、期待を踏まえて、新しくできる芝生広場で、星空映画会の提案。

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マイプロジェクトで居場所づくりを進めている高校生は、高鍋駅が不登校生も含めたみんなの居場所になる企画を提案。
オンラインで継続議論していくことに。

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漫画喫茶、こたつ、ヨギボーなど、高校生が好きそうなものオンパレード

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ほしいフードメニューでは、高鍋のキャベツをふんだんに使ったメンチカツや、宮崎のソウルフード「肉巻きボール」や「餃子スティック」も。

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最後は、まちづくり部の中学生たちと交流会。

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高鍋高校の高校生も、2日連続で交流。
来月、修学旅行で東京に行くため、東京の情報収集を熱心に。

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5.都農のイケおじと語り合う夕べ

高校生に今回のツアーで一番楽しかったのは?と聞いて、ほぼ全員が答えた企画が、都農町のイケおじ社長との交流会。

日ごろお世話になっている経営者のみなさん。高校生が来ると毎回招集させてもらってるので、すっかり手慣れた対応。

盛り上げ方も心得てます!

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高校生は2人ずつ4テーブルにわかれて、大人たちが20-30分ずつ4周。

今回は例年になくマジメな話も!

ツアーのテーマが「将来やりたいこと」だったからか、イケおじたちも思わず熱い仕事論や起業家と経営者の違いとか、ゼロイチの楽しさ、ニコニコしながら営業するコツ、などなど盛りだくさんの内容に、高校生たちも滞在中一番の刺激と学びをもらってました。

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6.好きを掘り下げる1on1ミーティング

最終日、「わたしのスキBEST10」「わたしのトクイBEST10」を見ながら、好きと得意について一人ずつ20-30分ずつお話を。

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8人8様で面白かったです。

・ゲームの分類と効能
・ボカロの魅力
・親子でサバゲー
・隠れたリーダーシップ
・いまどきの不登校
・みんなの居場所づくり
・防災商品開発
・IT系で就職
・小説を書きためている

などなど、思い思いの「好き」と「得意」をじっくり聞いて、ぼくらなりに掘り下げの問いかけを。

面白かったのは、「なりたくないWORST10」についての話

なりたくない人物像が、あまりに鋭く的確な描写で赤裸々に。
反面教師として、ぼくらも参考にします。。

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最後は、新渡戸文化高校とコラボしている南国プリンに。

3回都農町に来た先輩が新渡戸祭で南国プリンを1,000個完売!

レジェンドからバトンを受け継ぎ、1年生中心に、今年も新たなプロジェクトを企画、これから進行していくのが楽しみ🍮

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南国プリンとともに、フィナンシェもイートイン!!
都農町スタディツアーの締めくくりとなりました。

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7.まとめ

新渡戸文化高校は、いちはやく探究学習を強化、修学旅行を撤廃して全国15前後の町村と提携してスタディツアーを導入。

2024年のグッドデザイン賞金賞を受賞しました。

https://www.nitobebunka.ed.jp/news/news-9434

ぼくら都農町のツアーは、受賞モデルになった二木島の漁業体験ほどの尖りはありませんが、高校生からのコメントは

それほど体験できることが多いわけじゃないけど、地元のイケおじから中学生まで、たくさんの人と交流できるのが良いと思った

地元で日々働くぼくらの強みを最大限活かして、東京でも簡単には会えない起業家・経営者の生声や、地元の中高生たちとのセレンディピティを増やしていきたいとの思いを強めることができました。

一度来てくれた高校生たちと、地元の中高生を窓口にどうつながり続けるか、そのためのプロジェクト組成力がこれからの重要課題!!

高鍋駅、そして都農町のYARD魅力倍増に注力します。

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